PROLOGUE

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「やだぁー、猫声のが可愛いだろぃ?」 そう言えば再び可愛く"にゃー"と鳴いてみせる しかし少年は表情も変えず一言 「キショイ」 そう一蹴した 猫は大袈裟なくらいの泣きまねをしてみるも彼には効果はなく玉砕 「わかってはいたけどねぃ……ーっ、匂いがする」 クンクンっ…鼻をヒクつかせ匂いを嗅ぎ何かを核心したのか蒼い薔薇をくわえて何処かへ走り出した 「今度も頼んだからなぃ?」 捨て台詞を残して
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