3人が本棚に入れています
本棚に追加
胸に耳をあてる
鼓動が聞こえる
指を絡め
口づけを交わす
押さえていた欲望が
溢れだす
私は本能に任せて
あなたという海を
泳いでゆく
ずっとこのまま
波に揺られていたい
でも明け方になったら
海から上がらなければ
陸で私を待っている
もう1つの愛しい命の為
愛してる
愛してる
あの時
一緒になるには
二人はまだ幼すぎたね
でも私達を繋いでくれる
奇跡がそこにあるから
離れていても
愛し合える
過去の過ちは
波で打ち消すことは
出来ないけれど
これからどんな荒波が来るか
分からないから怖いけど
せめて今は
再び愛し合える喜びを
二人噛み締めよう
他の海では
泳ぎきれなかったから
最初のコメントを投稿しよう!