April fool's Day

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「僕がなにをしたっていうんですか・・・。」 ここは骸の部屋。といっても自分のアジトの片隅だが。 「うわぁ、骸さんがメッチャ暗いびょん・・・。」 「ほっときなよ、犬。この状態の骸様にからまれるとめんどいから。」 千種の言う通り、すみっこで体育座りしながらぶつくさ文句を言い続ける骸に、関わるとロクなことがなかった。犬も本能でそれを悟り、千種同様骸と距離をとって骸をみる。 「なんで綱吉君はあんなことをいったんでしょう・・・・。僕を嫌いになった?いや、そんなことあるはずがない。そうなると・・・・まさか、僕という恋人がありながら他の誰かと浮気!?そうだ、絶対そうに決まってます。そうでもないと納得できません。それに、最近全然彼を構ってあげてないですし。なら誰と?・・・・まさか、あの獄寺隼人と!?」 骸の妄想は果てしなく続く。 「いや、それはないですね。第一彼は綱吉君の手すら握れない小心者ですし。じゃあ、誰が・・・・・・?」
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