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しばらくして…
「さて、こんなものかな。よし行くか。」
お供えを済まして立ち上がり、この場から立ち去ろうとした…
その時だった。
ビュワッ
突然、強い風が吹き抜ける。
「うわっ!?なんだ!?」
ブルッ
なぜか急に鳥肌が立つ。
その瞬間どこからともなく、どこか懐かしい声がした。
〈…残り五時間三十二分五十秒〉
「誰だ!?」
それ以降、声はしなかった。
聞き覚えのある声だった…が思い出せない。
聞き間違い…そう信じて俺は一目散に社を後にした。
〈すぐに意味がわかるさ少年…。〉
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