鳳山の実力

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マウンドには再度、選手達が集まっていた。 浜ピ「………」 浜中の選手も、掛ける言葉がなかった。 浜監「審判!ピッチャー交代だ!」 浜中の監督が選手交代を告げた。 荘「おっ!相手ピッチャー変わるみてぇだな。」 一「さんざんでけぇ態度してたからな。ざまぁみろだな!」 京「2番手を下げるってことは、もうエースが出てくるんじゃね?」 一「だろうな。相手もまさか俺らに打たれるなんて思ってもなかったから焦ってんだよ。」 京也達の予想通り、代わって出てきたのは浜中のエース、中山純一(なかやま じゅんいち)だ。 中山は右投げの本格派。 変化球はカーブとチェンジアップ。 直球も速く、ピッチャーのお手本のような投手だ。 中山がマウンドに行く。 中「ボール貸せ。」 浜「こんなやつらの為にお前が登板することになるなんてな。」 中「…いい加減にしろよ。」 浜「…は?」 中「お前らがいつまでも相手をなめてるからこうなるんだよ!新設校の1年坊?余裕で勝てる?笑わせんな!」 浜「何そんなにキレてんだよ…。」 中「お前らのその態度、見ててムカつくんだよ!」 浜「なっ!?そんな言い方しなくたっていいだろ!」 浜キ「やめろって。悪いのは俺達だ…。中山!こっから真剣にいこう!」 中「当たり前だ!」 浜中に明るい雰囲気が戻った。
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