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1回の裏。
マウンドには上田勇介。
勇(僕のピッチングがどこまでいけるか試してやる…)
了(初球は真っ直ぐだな。)
了が勇介にサインを出した。
それに頷き、勇介が投げる。
ビシュ!
バシンッ!
『ストライーク!』
了「ナイスボー!」
勇介は調子が良さそうだ。
了(次は変化球で…)
勇(うん。)
勇介が投げる。
ビシュン!!
……カァァン!
了「セカンっ!」
打球はセカンドへ―。
光「はいよぉ!」
光は難なく打球を捌き1アウト。
了(今日の勇介は変化球のキレもいいな…これならあまり打たれんだろ…)
了の思った通り、勇介はこの回を3者凡退で抑えた。
京「ナイス勇介!」
荘「こりゃ守りは心配ねぇな。」
勇「ありがと。」
このあとは、中山と勇介の投げ合いでなかなか点が奪えず、回が進んでいった―。
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