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面接の時間となり、職員の先生がやってきた。
職「受験番号0051~0055までの人はこちらに来て下さい。」
面接は番号順に呼ばれていき、京也は最後の方だった。
職「受験番号0076~0080の人達来て下さい。」
京「やっと俺の番か。」
勇「頑張れ京也!」
京也は面接室へと歩いて行く。
順番が来るまで廊下の椅子に座って待っていた。
職「次の人どうぞ。」
京「はいっ!!」
京也の番が来た。
コン!コン!
ガラッ!!
京「失礼します!!」
元気よく挨拶をして入っていった。
職「どうぞ座って下さい。」
京「はい!失礼します!」
こうして面接官との話が始まった。
…………
………………。
職「…では最後に、何故、新設校の鳳山学園に来ることにしたんですか?」
京「僕はこの学校で、中学の時に叶えられなかった全国制覇をするためにこの学校に来ました!!」
職「!!…他の高校もあったんじゃないですか?」
京「確かに、他にも高校はありましたけど、同じ時間を共にしてきた大切な仲間と甲子園で優勝するためにここに来たんです!!」
職「…君もですか…。」
京「え…?」
職「実はね、君と同じことを言う子が他に4人もいたんだよ。」
この言葉に、京也の頭には一瞬にして隼人達の顔が浮かんだ。
京「(…隼人達か!)」
職「君たちは本当にいい仲間を持ったんだね。」
京「はいっ!!」
職「ではこれで面接は終わります。」
京「ありがとうございました!!」
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