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「悪いな お前が折角話してくれたから」
お前が聞いたんだろ…
とは言えない程切ない顔をされてしまった。
「良いよ……
もう遅刻くらい……」
ぶすっと膨れて体育座りした膝の間に顔を埋めた。
別に遅刻くらいで怒った訳じゃねーんだからな!!
「そ?ありがとな
…ま…明日から学校行けるかも分からないけど」
ぼそり…呟いて不敵に笑ったのを顔を伏せてた由葵は見逃してしまった。
「由葵」
名前を呼ばれて顔を上げた。
「何??」
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