1.秘密の国へ

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「悪いな お前が折角話してくれたから」 お前が聞いたんだろ… とは言えない程切ない顔をされてしまった。 「良いよ…… もう遅刻くらい……」 ぶすっと膨れて体育座りした膝の間に顔を埋めた。 別に遅刻くらいで怒った訳じゃねーんだからな!! 「そ?ありがとな …ま…明日から学校行けるかも分からないけど」 ぼそり…呟いて不敵に笑ったのを顔を伏せてた由葵は見逃してしまった。 「由葵」 名前を呼ばれて顔を上げた。 「何??」
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