華やかな舞台

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-電話の声- 右京「もしもし。あなた、紙に書いてあった番号の方ですね。」 ?「ええ。よく見つけましたねぇ。その暗号。ところで、君、杉下右京ですね。」 この声を聞いて角田は驚いた表情をした。 角田「どういうことだ!?杉下!お前が一人二役やってるのか!?」 右京は黙ったまま録音した会話を聞かせた。 -電話の声- 右京「・・・。何故そう思われたのですか?」 ?「なぜか?それは、僕は君だから。とでも言っておきましょうか。」 すると、右京は再生を止めた。 右京「お分かりになられましたか?」 角田「ますます分かんねーよ!電話をかけてんのも杉下で、電話を受けてんのも杉下!?」 右京「そうなのです。相手も自分のことを僕だと言っています。おそらく、この紙に書いてある暗号を解いていけば、この事件の全貌が見えてくるでしょう。」 亀山「だから!どーやって解くんですか!ヒントも無いのに!」 右京「ヒントなら、ありますよ。」 すると右京は、少し飛ばして再生した。 ?「手元、五十音。」 亀山「ヒントってこれですか?」 角田「手元、五十音。…ヒントが少な過ぎるだろ~。」 亀山「ですよね~。手元に五十音なんて無いっすよ!」 右京「亀山君。君は、やはり観察力がありませんねぇ。もう一度、よく思い出してみて下さい。あっそれと、角田課長は、もう帰っても構いませんよ。」 角田「え?あぁもういいのか?それじゃ、頑張れよ!」 亀山「あぁ~!だめだ!右京さん!全然判りません!!なんなんすかこれ!」
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