華やかな舞台

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右京は人差し指を立てた。 右京「僕が犯人と話していた状況、なぜか紙に書いてあった電話番号。そして手元。…どうですか?これでも、まだ、判りませんか?」 自分でジェスチャーをしながら亀山は考えた 亀山「えっと、右京さんは携帯で話していて、その手元……。」 亀山は自分の手元を見て 亀山「…!!そうか!手元、五十音!右京さん!解りましたよ!」 右京は少し微笑み、 右京「ようやく解りましたか。そう、携帯のキーのことだったんですよ。携帯のキーならきちんと五十音有ります。そして、『あ』を5回押すと『お』になりますよねぇ。では、実際にやってみて下さい。」 亀山「はい!」 ピッ ポッ ピッピッ・・・・ 亀山「出来ました!右京さん!」 右京「亀山君。読んで下さい。」 亀山「はい。えっと…どらまさつえい…ですね。」 右京「こちらの紙には、その変な記号の後に続けてこう書いてあります。『終了と同時に何かがおこる!』…と。」 亀山「つまり、ドラマ撮影終了と同時に何かがおこる!ってことっすか!?」 右京「しかし、このドラマというのは、いったいどこで行われているのでしょうか?判りませんねぇ。」 亀山「とりあえず、テレビ局に行ってみましょうよ!」 右京「そうですねぇ。そのテレビ局に何かヒントがあるかもしれません。」 右京が、そう、言い終わったと同時に右京の携帯が鳴った。 ピリリリリ ピリリリリ さっきの犯人の電話番号が表示されていた。 右京「もしもし。暗号は解読しました。あなたはいったい何をしようとしているのですか?」 ?「あなたを試しているのですよ。さて、次のヒントを出したいので、テレビ局に行って下さい。」 そう言い終わると犯人は電話を切った。
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