華やかな舞台

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亀山「何かの言葉の意味を調べるためにしか、辞書って使いませんよ」 右京「君にしては、なかなかいい所を突いていますが、不正解です。」 亀山「じゃあ、この辞書は、何のために置いてあるんですかね?」 右京「こう、考えてみては、いかがでしょう。辞書は使わず、辞書の意味を考えるというのは。…これでも、まだ解りませんか?」 亀山「…!!そうか!」 亀山は何かに気付いた。 亀山「この、陰っていう文字を何かするといいんですね!!ですよね!右京さん!」 亀山は自信満々に右京に問いかけた。しかし、右京は 右京「五十点です。しかし、着目した所は正解です。本来ならば、君に、解いてもらう所ですが、少々時間が無いので、説明をしてしまいます」 右京は、人差し指を立てた。 右京「この紙に、書いてある『陰』というのは、記号に変えて、『マイナス』と読みます。」 亀山「どこに、そんなヒントが?」 右京「こう考えた方が、最も自然であり、なおかつ辞書が置いてあるという所からしてこの結論が最も正しいと思ったからです。」 亀山「あぁ、なるほど。」 右京「話を続けますよ。」 亀山「はい。」 右京「そして、『目覚まし時計が4時』であったこと、プロデューサーの腕時計が『2時』であったこと、そして最後に陰を『マイナス』と読む。この3つの点を踏まえると…。フッ」 右京は亀山を見て少し笑った。 右京「どうですか?時限爆弾爆発までの、タイムリミットが分かったんじゃ、ありませんか?」 亀山「はい!解りました!2時間ですよね!」 右京「ええ。しかし、詳しく言えば、1時間と40分です。」
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