華やかな舞台

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亀山「えっ!?…(普通、そこは否定するだろ!)」 すると、そこに伊丹達が現れた。 伊丹「おい!特亀!!何でお前が、第一発見者なんだよ!」 亀山「(また、いちいちうるせぇ奴が来ちまったな。)」 亀山は、伊丹に聞こえないように呟いた。 伊丹「おい、亀!!聞いてんのか!!」 亀山「んな事知るか!!だいたいな、他の捜査一課の刑事とか、いなかったのかよ!何で、よりによって、お前がここに来るんだよ!」 伊丹「捜査一課の事情は、特命係なんかに話すかよ!」 芹沢「まぁまぁ、伊丹先輩も亀山先輩も落ち着いて下さいよ!」 伊丹「・・・。」 亀山「・・・。」 二人共、目だけでケンカをする。 すると、芹沢が伊丹に 芹沢「伊丹先輩、亀山先輩をあんまり怒らせないで下さいよ~。亀山先輩を怒らせると、事件の概要を話してもらえなくなっちゃいますよ。」 伊丹「うるせぇ!お前は、いらない事いちいち言うんじゃね~よ!」 バシッ! 芹沢「痛っ!!」 伊丹「おい、亀。事件の概要を話せ!」 亀山「チッ。仕方ねぇな!俺達がここに来た理由は知ってるよな。」 伊丹「警部殿と、遊びに来たんだろ。」 亀山「っバァーカ!ほら、これを見てみろよ。」 亀山は、ズボンのポケットから、あの招待状を出した。 伊丹「何だこれ?招待状?やっぱり遊びに来てたんじゃね~か!」 亀山「あのね、お前は、そういうふうにしか、見る事ができないの?ほんっと、観察力ないな!」 伊丹「なんだと!もう一回言ってみろ!他にどういう見方が出来るんだよ!こんなの、ただの招待状じゃね~かよ!」 右京「紙を灯りに透かしてみて下さい。」 伊丹「灯り?…あっ!!なっ何だこれ!?文字と数字が書いてあるぞ。おい、亀山、これ何て書いてあんだよ。」 亀山「それはな、暗号になってて、『ドラマ撮影終了と同時に何かが起こる。』って書いてあるんだよ」 伊丹「どう見たら、そう書いてあるように見えるんだよ?」 右京「実は、犯人が僕に電話をかけてきたんです。その時、その暗号を解くためのヒントを出してきました。『手元、五十音』と。」
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