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右京は携帯をとじると、向きを変えてまた警視庁に戻ってしまった。
亀山「え!?右京さん、何してるんすか?テレビ局に行かなくていいんですか?」
亀山は右京の後を追いながら、聞いた。
右京「少し気になることがあるので。一度、部屋にもどりましょう。」
亀山「ところで、さっきの電話、やっぱりこれ書いた人だったんですか?」
右京「ええ。書いた人の電話番号では無いという方がむしろ僕は無理があると思いますよ。」
相変わらず、冷静な右京。
亀山「でも、話をしている途中で右京さん顔色変わりましたよね?どうしたんですか?右京さんの顔色変わるって相当な事ですよね。」
右京「君は相変わらず感だけは飛び抜けていますねぇ。まぁ、その事については後でわかりますよ。」
亀山「(相変わらず右京さんって変人だな~。)」
亀山がそう心で思っている時、右京が振り返り
右京「僕はそんなに、変わっていますか?亀山君?」
ギクッ!!
亀山「え!あっ、いえ、その、なんていうか、あの ・・・。」
右京「まぁ、君が僕のことをどう思おうが、君の勝手ですけどね。」
右京が意地悪っぽく言った。
亀山「なんで俺の考えていることがわかったんすか~!」
すると右京は、少し笑いながら
右京「君とは8年の付き合いですよ。君の考えていることが判らないというならば、僕はいよいよ間抜けとしか言いようがないじゃないですか!」
亀山「・・・。そうですね!そっか~右京さんと出会ってからもう8年経つのか~。」
昔のことを思い出しながら歩いていたらいつの間にか警視庁に着いた。すると前から伊丹がきた。
伊丹「島根県の県庁所在地は松山さんよ~!お前らにやる仕事はねーからさっさと帰れ!!」
亀山「あぁ!!うるせーな!!畳!!俺達は今『仕事中』なんだよ!!お前こそ暇なんじゃね~の?」
伊丹「なんだと!このば亀!」
右京「亀山君。時間がありません。行きますよ」
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