第零話

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ゼスはチャクラムを引いて自分の手元に戻す。 『どうする。 こいつでは・・』 『待って下さい。 もう一度お願いします』 レイガは刀を鞘に納める事なくゼスを真っすぐ見た。 『もう一度だけチャンスをやれ。 そいつは私の言葉が気になっただけだ』 『グレゴは意外に甘いな。 まあいいだろう』 ゼスは二つのチャクラムの短い刃を引っ込め、拳に装着をした。 『チャクラムで接近戦? まあいいです。チャンスをいただきありがとうございます』 レイガは刀を構え直し、ゼスを見た。 『来ないならこっちから行くぞ』 ゼスはレイガと距離をつめて殴り掛かる。
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