第一話

3/23
133人が本棚に入れています
本棚に追加
/602ページ
『わしのミル村が盗賊にしばしば襲われて、食材を奪いに来るのじゃ』 老人ことミル村村長・ゴルは応接室に通されてそう告げた。 グレゴとレミーナとレイはゴルの話しを聞いていた。 『食材を奪うのですか? なんでそんな無駄な事を』 『成金。 いやレミーナ・・の食材ってのは生きる為には必要なものだ。 レミーナは何もせずとも食べられるが、中々盗賊とかは宝も大切だが食材も必要なんだ』 グレゴはため息をついた。 『グレゴ。 レミーナ様に失礼な口を聞くな』 『うるさい。 私とレミーナの仲だ貴族だから雇い主だから敬えなんて事は知らない』 グレゴはため息をついた。 『すみません。 話しを続けて下さい』 レイはグレゴに何を言っても無駄と気付き、ゴルに聞いた。
/602ページ

最初のコメントを投稿しよう!