第零話

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一人の青年は一人で住むには広過ぎる部屋に寝ていた。 青年は部屋の広さを見るなりため息をつく。 『無駄に広いんだよな。 あの成金め』 青年は飽きずに決まってこう告げる。 誰に言っている訳でもない。 ただそういわざるおえないのだろう。 『さて一応仕事があるか確認して来るか』 青年は起き上がった。 青年はベッドから降りてクロゼットを開けた。 ちなみにたくさんの服がクロゼットに入っている。 だがそれは青年の服はごく僅かだ。 ほとんどの服は此処に住む際からおいてある服だ。 だから青年は自分の服と置いてある服をわけてある。 青年は決まって自分の持って来た服しか着ていない。 洗濯をしていたりして着る服がなかった時位にしか置いてある服は着ない。
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