第一話

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レイガの言う通り、ゼスは一対多で盗賊達を圧倒していた。 『そうみたいだな。 あいつらもそう長く持たないだろう。 お前との決着をはやめねばな』 デリーはレイガと間合いをつめ、斬撃を放った。 『そうだな。 俺もお前みたいな奴に長い時間を取られる訳にいかないからな』 レイガは斬撃を避け、横に一閃を繰り出した。 デリーはそれを剣で受けた。 レイガの斬撃はレイガ自負する通り冴え渡るものがあった。 『やるではないか。 だが私もそれに負けぬ剣術を持ってる』 剣で弾くと同時に蹴りをレイガの腹に浴びせた。
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