第一話

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レイガは突きを頬にかすめながら避けた。 『その剣たいした切れ味だな』 レイガの頬にかすめただけなのに血が少し派手に流れた。 『自慢の剣だ。当たり前だろ』 上段より斬撃を繰り出した。 『なら俺の刀の切れ味を味わえ』 レイガはぎりぎりのタイミングで避け、斬撃をデリーに与えた。 その斬撃は服を斬りさき、皮膚を浅く斬られていた。 『お前の刀も悪くない切れ味だな。 だが俺の切れ味には負けるがな』 デリーは後ろに引き、レイガが放った二撃目を避けた。 『そんなのはわからないぞ?』 レイガは突きを繰り出した。
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