133人が本棚に入れています
本棚に追加
/602ページ
レイガは鞘に刀を納めた。
それは負けを示した訳ではなかった。
レイガはそのまま刀の柄に手をかけていた。
『居合と言う奴か。
だがそれで私を倒せると思うなよ?』
デリーはじりじりと間合いをつめた。
レイガはそれに怯える事なくデリーの動きを見ていた。
『怯えぬか。
まあ貴様程度の居合私には通じぬわ』
デリーはレイガの居合の間合いに入る。
『なめられたもんだな』
レイガは刀を鞘から音もたてずに抜刀し、斬撃を放った。
その居合は今まで放っていた斬撃とは比べものにならない位にはやかった。
デリーが受ける事を諦めよけるつもりだったが剣を持つ片腕を斬り落とす事になった。
最初のコメントを投稿しよう!