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レイガとゼスはしばらくしてギルド・アルバードに帰って来た。
ゼスの手には金が入った袋がもたれていた。
『あ~あ。
疲れたぜ』
『貴方は特別疲れる事をしてないでしょ?』
『まあな。
盗賊の相手は疲れはしないが、死体の片付けも意外に疲れる』
ゼスはあくびを噛み殺した。
『あっそうだ。
これをグレゴに渡してくれ。
渡す時に盗賊討伐完了とも伝えてくれな。
それが報告と言うものだ』
ゼスはレイガに金が入った袋を渡し、自分の部屋に向かって歩き出す。
『グレゴさんはどこにいるんですか?
それと二人で報告しなくていいんですか?』
『いいんだよ。
片方が終わった事を報告し、報酬を渡せばいい。
グレゴならこの時間は部屋にいる。
俺が言った通りにすればいいから』
ゼスは歩きさる。
『本当にいい加減な人だな。
まあ初仕事の報告』
レイガは呆れながらグレゴの部屋を目指し歩き出す。
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