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『しかしゼスさんは昔からああなんですか?』
『ああとは?』
『面倒くさがりと言うか。
だって村で悲鳴が聞こえた時は自分がゴルさんを連れていくから先に行けとか・・死体の片付けにかまけて俺に住民にギルドの説明とか任せたり・・今だって俺にグレゴさんに報告に行けと言うし』
レイガは疲れたようにため息をついた。
『まあゼスはきっと経験させたかったんだろうな。
まあ多少面倒臭いと言うのもあるかも知れないがな』
『経験・・ですか?』
『単純にいおう。
先に行かせたのは盗賊と戦わせる為だ。
ゴルさんを庇いながらでは戦えない。
説明の事にしてもこうやれ、ああやれと言われやるよりもお前の頭の中で考え説明する事がいいと考えたんだ。
報告の事もお前にやらせわからせたかったんだ。
まあそれは本人にしかわからないが多分そうだ』
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