第零話

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『お前あれだろ? 集団生活が苦手で人気はないギルド・アルバードでも金は並よりは多い給料にひかれただけじゃないか?』 ゼスはレイガを見た。 『まあ別に構わない。 給料を出すのは成金だ』 『そうね。とりあえず面接は終わりよ。 じゃあとりあえず実地をするから訓練室に行きましょう』 レイミは立ち上がる。 『面接をしていただきありがとうございます』 『じゃあ行くぞ』 グレゴは立ち上がる。 『ちなみに実地のテストはゼスがするんだからね』 『俺かよ。 だからそんな動きずらそうな恰好をしている訳か』 レイミは白いワンピースを着ていた。 このワンピースは此処に来る時にクロゼットに入っていたものだ。 レイミはこんな服を着る趣味はないのだが。 こういう時に着て来るのだ。 『さっさと行くぞ。 レイガもいつまで座っているんだ?』 グレゴはドアを開けながらゼスとレイミとまだ座ってあるレイガを見ていた。 『そうだな。 行くぞ。レイガ』 ゼスはレイガを見た。 『はい』 レイガは立ち上がり、応接室を出て行く。
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