雲の章

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次の日、あたしはなんとなくメイに後ろめたい気持ちで学校に行った。 メイは相変わらずトモキくんの話をしなかった。 あたし達は笑顔で冗談ばかり言いあっていたけれど、すごく薄っぺらな間柄になってしまったみたいで寂しかった。 ふと気づくとトモキくんの視線を感じた。あたしは彼の方を見ないよう気をつけていたが、それでも昼休みと体育の時間に二度ほど目が合ってしまった。 不注意に目が合うと砂を噛んだような、嫌な気持ちがして、メイの顔をまともに見ることができなくなった。
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