プロローグめいたモノローグ

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 あの世界とは、マンガやゲームといった非日常の世界!  剣と魔法がどうとか、遠い宇宙の世界がどうとか、裏社会の世界がどうとか、面白そうだよね? 面白そうだよね? このつまらない現世の日常世界なんかとは、ずっとずっとマシで憧れる存在だよね?  誰だ! 今、俺の事を可哀相な奴だと蔑んだ奴! 現実逃避だとほざいた奴!  おとなしく手を挙げろ! ちょっと、ここに座れ!  …………なんか言おうとしたけど、別にいいや。  要はあれだ。人間誰だって憧れただろ? それをちょっと大人になったからって、くだらないと排除しちまうのもどうかと思うんだよ。  え? 何言ってるか分からないって? はい、自分でも何言ってんだか分かりません。  こんなバカが主人公ですみません。ホントマジすみません。  ――しかーし! ある日を境に、俺の日常は、俺の望むべき素晴らしい方向に、変わることになるのである!
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