いつもの午後

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 実は言うと…もとは私も貴史のことが好きで…亜紀とは対立する関係だった。  亜紀は昔から可愛くて綺麗な上に…勉強やスポーツも万能だし…ライバルではあったけど…憧れの存在であった。    そんな亜紀が恋愛におけるライバルであることに気付いた頃から…負けは分かっていたし…私も確か中1の体育祭の時だったと思うけど…亜紀が貴史に告白しているのを偶然にも目撃してしまった。  負けを認める時点で…彼のことがそこまで好きではないことに気付いた私は…彼への恋を諦めた。  それからは亜紀とはライバルではなく…良き話相手として…仲良くなっている。    貴史も幼馴染みとして…私によく相談事としてくるし…二人の仲を仲介しているような…そんな感じだった。
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