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――5千年前
大地を育む事を宿命とした者と、大地を破壊する事を宿命とした者の、世界の争奪戦があった。
果てしなく続く激動の争い。
数々の者が消え、数々の物が失われ、そしてついには争い合う者同士も無となった。
それから5千年後。
永遠と広がる大地の総称『ラヤナ』
一つの国を中心とし歴史を繋ぐラヤナには平穏な風がいつも変わりなく漂っていた。
そんな生死の螺旋が続く中、終焉を迎える事のない一国の街『シュタギナ』。
その街を守護する番人兵士隊『サイント』。
その中に彼はいた……。
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