~幼なじみ~

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「ゆっくん……どうしたの?」 さくらが顔を覗き込んできた。 ……近過ぎだよ/// 「ううん、なんでもない、 お前なんでこの学校選んだの? もっと上行けたんじゃね?」 「そっ…そんなことないよ、私はただこの学校に行きたかったから」 「なんで?」 「いっ…いいじゃん別に、 ゆっくんには関係ないでしょ」 「ハイハイ、そうですか」 「それより、急がないと入学式遅刻しちゃうよ」 「…え!?」 時計の針は8時50分を指していた。 入学式が始まるのは……9時だ。    「さくら急ぐぞ!」 「うん!!」 二人は走りだした …そして二人の物語の幕が開いた。
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