冬の妖精

3/9
前へ
/160ページ
次へ
氷のような透き通った羽に、黒いレースのような模様… そこには、ローティの知らない、見たことのない蝶が一匹写っていた。 「これが冬の蝶さ。美しいだろう」 「確かに、この白い風景は雪だ。珍しいな」 ローティは心躍った。 …しかし、先を越されたかと思うとつまらなく感じた。 「その捕まえた奴は誰だ。サンティか?レノンか?それとも…」 「待て。本題に入っていない。」 実は…採取できた奴なんて、世界に一人もいない。 ローティは驚いた。
/160ページ

最初のコメントを投稿しよう!

114人が本棚に入れています
本棚に追加