魂の叫び

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  僕は散歩が好きです。   音楽聞きながらよく歩いてます。   今僕がいるのは島根の港町…民宿の目の前が海なので、風呂上がりのロイヤルミルクティを買う口実で海岸を散歩してました寒かった。   何気なく風景を眺めながら歩いてると、砂浜に1人の少年(多分高校生)がたたずんでました。   なにしてんだろ…   興味をそそられたけものがそこにいました。   すると少年はおもむろに深呼吸をはじめ…       『○○好きだぁ~!!!』         突然海と夕日に向かって遠吠え…じゃなくて魂の叫びを母なる海にぶつけてました。   (うほっ!青春ドラマだ!)   けもの興味津々ガン見スタイル。   しばらく立ち止まりガン見するけもの。   視線に気づいたのかすごい勢いで振り向く少年   ザッツ あいこんたくと   少年『見た?』   けもの『もちのろん』   そんな会話を目で交わしてました…と思います。   すると少年いきなりダッシュ! こちらに向かって全力疾走!   なんだかビックリして逃げるけもの!   ってか少年足はえぇ!   少年がウサギなら僕はカメです。     最後に勝つのはカメだもん!って誰か言ってたもん勝てませんでした。   あっさり射程圏内に入るけもの。   しばらく目を合わせたまま息をきらす男が2人…変態だねっ!   (…絶対日記に書こう)   この状況でそんな事考えたけものに対して、 少年はおもむろにポッケから財布を取り出し…近くの自販機でコーヒーを購入。   少年『このコーヒー飲んで下さい!』   けもの『ロイヤルミルクティの冷たいのがいい!』   ロイヤルミルクティを買い直す少年   (…いい奴)   結局コーヒーは少年が飲み、2人で少し語らいました。   ○○ちゃんにずっと片思いしてる事   ○○ちゃんには彼氏がいる事   少年はコーヒーよりアクエリアスが飲みたかった事   けものは人生の先輩として、少年の話を真剣に聞きながら   (あっ…イカ食いてぇ)   とか考えてました。   しばらくの会話の後、少年は 『今日の事は誰にも言わないでくださいね』   そう言い残し去っていきました。   (俺地元じゃないから話す相手いないよ?あっ、日記には書くけど)   そんな事を考えながら少年を見送るけものパパ   少年よ…誰かに話す所か全国ネットでさらしちゃった…テヘッ   だって面白いんだもん。
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