笑い顔と真実の心

一人、ベットで布団に包まり。

悪いところまで許容してもらえていると感じた時、何をしても大丈夫なんだという悪い錯覚に堕ちる。

たかしの悪いところだ。

このような錯覚に堕ちると、他の女性に目が移ってしまう。

何故か？

男は概して浮気が出来る生き物だと思う。

これも、あくまでその傾向が強いというだけで、皆がみんなそうだとは限らない。

たかしは、彼女に愛されているというお墨付きを貰ったと感じると、彼女に無い魅力を持った女性を捜しはじめる。

ただ単に欲張りなのである。

一つのものは手に入れた。他のものも欲しい。

終わりへのエスカレーターに足をかけた瞬間である。