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キスをしたいほど愛しくて、
抱きしめたいほど好きな女がいた。
誰にも渡したく無い。
俺だけのモノであって欲しい。
それでもあいつは自分から他の男を選んでいく。
それは人間に恋する事を神が否定しているためなのか。
そうだ、許されない。
決して繋がりの持つ事が無かった人間の世界。人間の前に姿を晒す事の許されなかった死後の世界の住人。
誰もがみな、神からの制裁を恐れている。
あるべき場所にはあるべき者の存在意義を持つからと。
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