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放たれた魔獣は1匹。中型の犬のような姿形で、全身は耳の先から尾まで黒に染まり瞳までもが闇の色だった。
1匹だけだったはずの魔獣は繁殖率が高く、他の獣と交配を繰り返す事で瞬く間に生息する域を拡大していった。
数が多ければ多いほど人間が襲われる確率も高くなる。
剣や槍などを手に掲げ、人間達は闘うが負傷者は絶えない。
魔術の活用は絶対に必要なものとされた。
人間とは意外に賢いもので、魔獣討伐の他にも生活に組み込むという新たな活用法も見出だすようになった。
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