1人が本棚に入れています
本棚に追加
「相手の……人権を自由を踏みにじられた人達の事を考えているから訴えているんじゃないか!!」
「なら、リレー走者の自由は考えているのかい?」
「でも!!……ならどうしたらいいんだよ……」
ウサギの声が弱く小さくなっていきます。
カメは、
「それが難しい事だね……相手の事を考えてない自由に人権や自由を訴えるのに……本当の自由を侵していたら意味が無いもんね……まぁ、これは人権や自由が守られている……僕の傲慢な考えかもしれないけどね」
「…………」
「さてと、それはじっくり考えるとしてさ。ウサギ君」
ウサギは俯いていた顔を上げて
「なに?」
「今から行っても、多分僕の足じゃあ間に合わないからさ……家に帰ってテレビで見ようと思うんだけど……一緒にどう?」
ウサギは少し考えて、
「……うん、そうするよ。行こうか」
「うん」
二匹はカメの家へ向かって歩いていきました。
おわり
最初のコメントを投稿しよう!