169人が本棚に入れています
本棚に追加
「こちらこそよろしく。ココロ。」
2人は顔を見合わせて笑った。
今日1日だけで凄く仲良くなれた。
♪♪♪~
着信 宮崎 姫乃
携帯電話が鳴った。
ヒメから電話…?
私に何の用だろう。
「ごめん、電話かかってきたからちょっと外行って来る。」
そう言って席を外した。
「…もしもし」
「蒼依!?あたし殺される!!助けて!!」
ヒメは焦っていた。
殺される?
助けて?
意味が分からなかった。
「ねぇ!!助けて!!」
ヒメが私を待ってる。
私の助けを待ってる。
私しかヒメを助けられない。
「ヒメ今どこ!?」
「学校の屋上!!早く!!嫌っ…あお」
……。
電話が切れた。
「私、ヒメを助けないといけない!!ごめん!!お金は明日返すね!!」
店の入口から一番奥の席に座っている長崎さんに大声で叫んだ。
そして、私は走って行った。
最初のコメントを投稿しよう!