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学校の前まで来たのは良いが、どうやって校内に入ろうかと考えた。 門を登っているのを見つかったらヤバいしな…。 こんな事考えてたら時間がもったいない!! 学校の呼び出しボタンを押した。 「あの…。学校に忘れ物したので取りに来ました!!」 「学年と名前は?」 「1年3組の佐賀蒼依です!!」 「…どうぞ」 扉が開いたので、屋上へ向かった。 ヒメは一体どうしたのか…。 何が起こっているのか。 誰もケガはしていないかな…。 ガチャンと扉を開いた。 「ヒメ!!だいじょ…」 「キャァァアー!!!!」 落ちていった。 何かが? 誰かが? こんな高いところから落ちたら…死んでしまう。 「…誰か落ちた…の?」 私は森川さんたちに聞いた。 だが、彼女たちは何も答えなかった。 とっさに何が落ちたのか確認した。
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