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とぼとぼと覚束ない足取りのアタシは注意力も低下していて自分の危機を察知する事が出来なかった。
「あっ…危な……」
「え?…わ…きゃあぁ!!」
案の定、後ろからぶつかって来た人と一緒に転んでしまった。
「ごめん!荷物が一杯で見えなかったんだ!!大丈夫かい?」
そっと優しく引き起こしてくれた人は知的な眼鏡の奥に優しい瞳を称えた人だった。
「あのっ大丈夫です!こちらこそすみません!!」
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