第一章 次世代装備

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「この装備が海上自衛隊の新たな時代の幕を開けるであろう」 海上自衛隊艦船用多用途化学レーザー速射砲「青龍」および光化学レーザー防御システム「玄武」を開発した防衛省技術開発本部の榊 龍治博士の言葉だ。 この装備は日本国内で防衛省技術開発本部が独自に開発した物で新しい高性能装備として国内外から注目を集めていた。 この新しい高性能装備は防衛能力が不完全な海上自衛隊を根本から変える新しい装備として期待されていた。 そして、その新装備を初めに装備するのが第一試験艦隊。一番艦で旗艦の「あまみ」に多用途化学レーザー速射砲「青龍」、二番艦「つしま」に光化学レーザー防御システム「玄武」を搭載し試験演習に出港した。 ちなみにオレは杉浦 直人階級は三等海曹。第一試験艦隊旗艦の「あまみ」乗組員でシステム管制を担当してる。 当時はこの最新装備の装備に第一試験艦隊のクルーはとても喜び自慢げに語ったものだった。 そう、あの異常事態に遭遇するまでは…
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