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「はぁ……早く終わらないかな……」ボソッ
僕は黒板を見ながらそう呟いた。
僕の名前はリグ・セルシア。どこにでもいそうな普通な少年(自称)そしてここは【ユーク】にある【アルテ】と言う国の【アルテ魔法学校】。
僕はそこの高校一年生。
「ふぁ~……眠い……」
僕が眠そうに目を擦るとそれを見た先生がチョーク片手に眉毛をピクピクとさせている。
「リグ……俺の授業がそんなに眠いのか……」
先生の名前はビビ・フラン。話し方は男みたいだが立派な女性で僕のクラスの担任。髪は茶髪のショートヘアーで少し目付きがキツいがスタイルも良く中々の美人である。
「いや、そんな訳じゃふぁ~」
ビビ先生の教科は歴史、僕の一番眠たくなる教科BEST5に入る。ちなみに一位は古文。
昔の言葉なんか知っても役にたつ筈がなかろう!!
「欠伸をされながら言われても何の説得力も無いぞ」
「じゃあちょっと顔を洗って来ます」
そう言って立とうとしたが
「待て!そう言って屋上でサボるつもりだろ!!」
ギクッ
「そ、そんなことしませんよ~」
そんな僕を疑いの目でビビ先生は見てくる。
冷や汗が…………止まらない……
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