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「……[黄泉戦争](ヨミセンソウ)黄泉と言う人間が魔物と手を組み人間達を滅ぼそうとした戦争……しかし結局は人間側の勝ちに終わり、黄泉は姿をくらませた……犠牲者は死者と負傷者合わして8000万人にのぼった……これで良いですかビビ先生??」
「「「「…………」」」」
僕が全部言い終わると皆が口を開けてポカーンとしていた。まぁここまで知っている人って戦争マニアぐらいしかいないと思うけどね。
「……せ、正解だ。しかしよく知っていたな」
「まぁ色々とありまして……」
色々と……ね……。
キーンコーンカーンコーン
「よし、今日はこれで終わりだ。寄り道せずに帰れよ」
「起立、礼」
こうして今日の授業は終わった。
「あぁ~腰が痛「やるな、リグ!!」ん?」
僕が腰を伸ばしていると赤髪でツンツン頭の男の子が近づいてきた中々のイケメン。
「……?誰だっけ??」
「はぁ?何言ってるんだよ俺だよ!!俺!!」
「ほぅ……これが噂のオレオレ詐欺!!」
「違うだろ!!何で知らない奴に声をかけられて金振り込むバカがいるかよ!!!!」
ふむ、僕のボケに対してこのツッコミ…………
「で、思い出したか??」
「………………全然♪」
ツッコミだけで分かる筈無いよね。
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