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おまじないのやり方は、呪文を唱える時のポーズと言葉が違うだけである。
廊下で誰かに話しかけられたら、その人が運命の人かも、って訳である。
「おまじない」~春原の場合~
意気揚々と廊下を歩きまわる。
?「おい春原!!ちょっとこっちこい!!」
春原「は、はいっ!」
話しかけられた相手は・・・案の定、生活指導の先生である。
春原「なんでいっつもこうなんだよぉぉぉぉ・・・」
春原の虚しい叫び声が聞こえる。。。
「おまじない」~朋也の場合~
校舎内を歩きまわる。
(風子にはあいませんように・・・)
そう願いながら歩きまわる。
「・・・。」
「誰にも・・・話しかけられない・・・だと?」
何気、一番不幸かもしれない。俺に青春はおとずれないのか・・・;
ちょっぴり悲しい気持ちになる。
?「岡崎さん?どうでした?」
不意に後ろから声がした。振り向くと、そこには有紀寧がいた。
朋也(まさかね・・・。まさかの宮沢か・・・。ありえねぇ。 まぁ、悪くはないけど。)
朋也「・・・結果はあえて聞かないでくれ。。。」
有紀寧「??」
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