温もりを求めて

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 事が知れたのは、突然のことだった。  朋也、有紀寧、春原はいつもと同じく資料室にいた。 ガララッ 突然、窓が開けられ、男(有紀寧の兄(和人)の仲間)が入ってくる。 男「ゆきねぇ、大変だ!! ついに勢力争いに決着をつけるらしい!! 相手はボス同士のタイマンを望んでるとのことだ!!」  有紀寧は悲しい表情になる。 有紀寧「ついに・・・この日がきてしまいましたか・・・。」 男「4時に河原でやるってよ。ゆきねぇも来てくれ!!」 有紀寧「はい・・・分かりました。」  有紀寧が返事をすると、男は窓から出ていった。 朋也「ボス同士のタイマンてどーゆうことなんだ?兄さんが入院しているのを相手の勢力は知らないのか??」  どうやら春原も同じ事を疑問に思っていたらしく、相づちを打っている。 有紀寧「兄が入院しているのは相手も知っているはずなのですが・・・どうやら兄は退院したという噂が流れているそうなのです。」  朋也「そうか・・・。」  ボス同士のタイマンではなく、乱闘だったら加勢してやろうと思ったが、こればかりは助けようにも助けようがない。
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