君は王女 僕は召使

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リンを守るためなら 悪にだって なんにだってなる・・! キィ 「レ、ン・・・?」 現れた俺に目を見開くリン 当たり前だろう 俺はいつも結んでいる髪をほどき、 リンのドレスを着てるんだから 「な、にを・・・!」 「ほら、俺の服を着て逃げて」 「・・・」 「大丈夫、俺達は双子だ」 きっと、 誰にも気付かれない 「・・・い、や!!  レンも一緒よ!」 「いいから」 「嫌!」 泣いて嫌、嫌と首をふる 「・・・リンっ!!」 はっとして俺を見る 「早く着替えろ!」 怒鳴るとリンは着替えた 目の前には俺になったリン 「逃げろ」 「嫌、嫌嫌!!  私はここにいる!!!」 「っ・・・ごめんな、大好きだよ  早く逃げるんだ、    レン―…」 バンッ 鍵を閉めた 「レン!  レン、レン!!  レ、ン!!!」  
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