電凹/あそぼう

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  青い空と、白い雲。 何処からどう見てもいい天気。 こんな日は外に出て遊びたいけど、良太郎の体は熊ちゃんが使ってる。 あーぁ、つまんない…。 デンライナーの食堂車には、キンタロスを抜かしたイマジン3体だけ。 それぞれ離れた席に座って、この時間を好きなように過ごしている。 モモは自分が呼ばれなかった事が気に食わないのか不機嫌そうに窓の外を眺め、ウラはナオミちゃんに淹れて貰った珈琲を飲んでいた。 「ねぇねぇ、遊ぼうよ」 リュウタは一人絵を描いていたが飽きてしまい、近くにいたウラの席の向かい側に飛び乗って遊びに誘う。 「遊ぶ?…僕と?」 「うん!遊ぼう!」 突然の誘いには驚くが、リュウタの小首を傾げながら頷くその仕草が可愛いな、と思う。 「いいよ」 「やったー!」 子供のように喜びながら何をして遊ぼうかと考えているリュウタの顎に手を伸ばして上向かせ、ウラは不敵に笑みを浮かべながら顔を近付けていく。 「まさか君から誘ってくるなんてね…」 「……うん?」 「…ちょっと待てぇ!!」    
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