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もう少しで唇が触れるかという距離で、今まで窓の外を眺めていたモモが大きな声で制止する。
「……わゎっ!」
ズカズカと大股で歩いてきたモモは、リュウタの腕を引き寄せて自分の胸に抱き寄せる。
「ちょっと、せんぱい…邪魔はよくないですよ?」
「…?モモも遊びたかったの?」
邪魔、と強調しながら溜め息をつくウラに文句を言ってやろうとも思ったが、状況を把握出来ず小首を傾げながら見上げてくるリュウタに和んでしまう。
「じゃあ、みんなで遊ぼう!」
モモの返答も待たずに首を傾げたまま、ね?と問い掛けるリュウタにかなうはずもなく。
「まぁ、偶には3人で遊ぶのも悪くねぇか…」
「リュウタの笑顔にはかなわないしね」
青い空と、白い雲。
何処からどう見てもいい天気。
こんな日は…
みんなで遊ぶのが一番、だよね!
終
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