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「ふむ、確かにそうじゃな。さすがに勝ちすぎても面白くないからのう。」
「でもどうするんですか、Ms.黒城?」
「あら、沢村さんはせっかちですわね。
ま、いいでしょう。
ただ単に殺すのではなく、逆に殺されるのを競わせるのですわ。」
「「なんだってぇっ!?」」
予想外だったのだろう。
2人の声は近くにいた富豪達の注目を集めるに十分だった。
「コホン、失礼。」
「失礼したのぅ。」
「ただ殺されるのを一般人に競わせるのは難しいですわ。
そこで考えましたの。
ある条件で選別を行い、その人間達で殺され合わせる事を。」
「ほぅ、天使のような方と高名な黒城の娘にしては凄い発言をなさるのぅ。」
「して、どのような選別で?」
「クスクス…明神さんこそ社会的にはかなり慈善事業をなさっているではありませんの?
沢村さんの催促に応えてさしあげますわ。
選別の方法は…自殺志願者ですわ。これだけ貧富の差が広がると多いと聞いてます。
ルールは簡単。絶対に他人に殺される、だけ。私達は最後まで残る人間を賭けますの。
殺され続けて誰が生き残るか、を。」
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