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その後、すずと美咲ととんかつは、今日の夕食となる魚を、釣りに行くことにした。
川に付き、すずは釣りの準備をし始めた。
一方、美咲は………
「あのう、すずさん…」
「どうしたの?」
「やり方が分からないんですけど………😓」
「え!?やったことないの!?」
美咲は、情けなさそうに頷いた。
事実、美咲が来てから、あまり日数もたっておらず、未だに、藍蘭島での生活に慣れていないらしい……
すずが、美咲の竿に餌を仕掛け、竿を振って、川に餌の着いた釣り針を落とす。
「ありがとうございます……」
「うん。なにかあったら、言ってね。」
それから少し経った……
「あれ?美咲ちゃん、それ引いてるよ?」
「え?あ、本当だ!」
最初に、ヒットしたのは、美咲の方だった。
美咲が、竿を引こうとすると、
「お、重い!!」
どうやら、大物ようだ。
「美咲ちゃん、頑張れ!!」
すずは、美咲を応援する。
しかし、美咲は初心者であり、逆にすずの応援が、プレッシャーとなってしまった。
そして………
「うわっ!?」
美咲は、餌だけ持ってかれてしまった……
「残念だったね、美咲ちゃん。」
しかし、美咲は………
「私には、無理だったんですよ………」
「そんなことな「やったことのないことを、無理矢理やらされて……」
「……美咲ちゃん?」
「すずさんには、当たり前でも、私にとっては、わからないものだったんですよ!それを無理矢理押し付けて……!」
「そんな言い方ないじゃない!!私だって、美咲ちゃんに嫌がらせをしたいわけじゃないのに……!」
睨み合う二人……
両者とも、目に涙を浮かべていた……
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