155人が本棚に入れています
本棚に追加
その帰り道……
すずと喧嘩した美咲は…
「………[★]」
まだ怒っていた…
一方のすずも…
「………[★]」
まだ怒っていた…
「ぷぅ……」
そんな二人を見て、溜め息をつくとんかつ。
その時
ぽた
「冷たっ！！」
美咲の頭に、なにか冷たいものが落っこちた。
そして、すずにも…
ぽた
「ふにゃっ！？」
冷たいものが落ちてきた。
すずに抱き抱えられていた、とんかつにも…
ぽた
「ぷ！」
なにか冷たいものが落ちてきた。
すずが空を見上げると…
「曇り空…もしかして、雨？」
もしかしなくても………
ぽた
ぽた
ぽた
ぽた
水玉が降ってくる。
完璧に、雨だ……
それも、かなり激しい…
そして、雨は勢いよく、すず達に降りかかる。
「痛っ！！」
「ふにゃーっ！！」
雨に当たり、走り出す、すずと美咲。
それで、少し走った後…
「ぷっ！」
とんかつが、突然すずの手から離れた。
「とんかつ！？どこ行くの！？」
とんかつが向かった先には…
「ぷ！」
「あれって、洞窟？」
「あ、待って！とんかつ！」
すずと美咲は、とんかつに導かれて(？)、洞窟へと入っていった…
最初のコメントを投稿しよう！