155人が本棚に入れています
本棚に追加
洞窟の中に入ったすずと美咲は、この雨がすぐに止むと思い、待つことにした。
すずは、自然体で美咲に話し掛ける。
「ふにゃー、濡れちゃったね。」
「知りませんよ。そんなこと……」
しかし、美咲の態度は依然と変わらない。
すずは、はっと自分達が喧嘩していたことに気付いた。
(あれ?なんで私、美咲ちゃんに、普通に話し掛けられたのかな?)
すずは、あることに気が付いた。
(私…もう怒ってない…雨に打たれたせいで、怒りが消えちゃった…)
すずは、美咲に優しく話し掛けようとしたが、美咲に嫌がられるだけであり、また、深く考え始めた。
(ああ!そうだ♪)
すずは、名案が浮かんだらしく、美咲に話しかけようと決心した。
最初のコメントを投稿しよう!