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その頃、行人とすずは…
「あーっ!のぼせてたせいで、美咲のこと、見失っちゃった…!」
「美咲ちゃ~ん、どこ~?」
そこへ、あやねが息を切らしながら、走ってきた。
「おーい!」
「あ、あやね!」
「どうしたの?そんな息切らして…」
「行人様、美咲なんだけど…あの子、島を飛び出すつもりよ!」
「うん!わかってるよ!」
「ふにゃ?なんであやねが知ってるの?」
「さっき、会ったの。なんか様子がおかしいかったから…多分と思って…」
「で、美咲ちゃんは?」
「見失ったわ…さすがは、行人様の妹。足が速くて…」
「あやね、ありがとう!」
「え///?」
「美咲のこと、心配してくれて!」
「いえ///そんな❤」
「と、とにかく早く探さなきゃ!」
「あ、そうだ。あやね、もんじろう君は?」
「え?もんじろう?」
「うん!もんじろう君は、ああ見えてダチョウでしょ。確実に速いはず!」
「そっか!あやね!もんじろうは?」
「そ、それが…朝から居なくて…」
「「えー!そんなー」」
落ち込む一同
三人と一匹だけだけど…
その時、とんかつが…
「ぷ!」
「ふにゃ?とんかつ、どうしたの?」
「あ!あそこ!」
「もんじろう!!」
木陰で、のんきに休むもんじろう発見!
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