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まちは、真剣な表情で美咲に聞き返した。
(いつもと、オーラが違います!)←作者
「だって…!お兄ちゃんが、私のこと、見てくれないんだもん!!」
これに対して、まちは少し様子を見る姿勢をとることにした。
「前は、兄妹でデートするくらい仲がよかったのに…この島だと、私の事なんか見てくれない…」
「・・・」
「お兄ちゃんのことは、1番私が分かってるんだから…なのに…!!」
「・・・」
まちが、まったく反応しないのに対し、美咲は、まちに話し掛けた。
すると…さっきまでのオーラは、もはや、蜃気楼にもならなかった…
「まちさん?」
スピー
「!?」
出ました!
まちの得意技、
<居眠り>
もちろん、目はちゃんと開いています♪
「まちさん!!聞いてましたか!!?」
怒りを現にする美咲…
まち、起床
↑(!?)
「聞いてました。」
「寝ながら!?」
「うん。」
「ホントですか?」
「奇跡的に。」
「・・・」
すごい…😓
「まぁ、あなたの言い分は、ある程度分かる。」
「ある程度って…」
「じゃあ、行人様は、あなた専用の持ち物ってこと?」
美咲はあることに、気がついた。
自分自身が、1番身勝手だったこと…
自分自身が、兄や島のみんなに優しくされたこと。
喧嘩もするけど、そんなに嫌いじゃない…
ひどい事を言ってしまったと、ひどく後悔した。
「わかってくれた?」
「…(こく)」
美咲は、小さく頷いた。
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